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●コラム【とかちの窓から】 第6回 『婦人科とピルについて』
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| こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。 3月に入りましたが、まだ寒い日が続いています。合格発表、卒業式などのイベントが各地で行われておりますが、先日、テレビで大学受験生の合格発表にタレントの方が付き添うという番組をたまたま見る機会がありました。 上智大、津田塾大の女性の受験生は発表を見にいって不合格、明治大の男性の受験生は電話で合否確認を行い合格、と悲喜こもごもでした。1日15時間勉強していたという方もおり、自分の受験生の頃(21年前)の事を思い出しました。 当時はラジオで合格者の受験番号と氏名が発表されるという、プライバシー重視の現代とはかけ離れていた合格発表でした。『13番 オオイシ マサキ』と聞いた時の感激は今でも忘れることはできません。 現在、日本人の教育水準の低下が叫ばれていますが、最近は合格者が新聞等でも発表されなくなり、受験という人生の区切りの出来事が受験生以外には完全にフタをされている感じがします。受験は弊害も指摘されますが、人生の厳しさを知って自己を成長させる良い機会ではないかと思います。個人的には寂しいことと思っています。 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々ですが、このコラムが皆様のニキビ改善のちょっとしたヒントになれば幸いです。また、3月とはいえ空気はまだまだ乾燥しておりますので、お肌の保湿や体調に十分注意して下さい。 とかち美白研究所では、VCローションを購入されている方に会報を毎月発行しております。そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4ナイ)』というのを載せています。(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
これは私が皮膚科診療を15年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。 現在まで(1)(2)について説明してきましたが、今回は、管理人さんの希望もあり、婦人科とピルについて少し触れてみたいと思います。(過去分は当研究所のHPで御覧いただけます。)専門外で至らない点も多々あるとは思いますが、お含み置き下さい。 患者さんを毎日診察しておりますと、残念ながら様々な治療に反応しない患者さんに出会います。私が診察している患者さんは比較的軽症な方が多いのため、割合としては10%位だと思います。 それらの方は別の原因が考えられると思います。婦人科的なホルモンバランスの崩れは大きな原因の一つと考えられます。初診の際には、『生理前にニキビは悪化することが多いので注意して下さい。』と必ず説明していますが、婦人科的に生理周期はどうですかとまでは聞けません。 また、ピル治療をされている患者さんは多いと思います。診察時、『ピルを飲んでいるのですが問題ないでしょうか?』と質問を受けることは最近特に多いように思います。但し、その使用目的が生理不順等の改善を目的とするのか避妊目的なのか聞けない場合も多いです。 多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科のホルモン異常が原因と判断される場合は、『婦人科に行ってみてはどうでしょうか』と勧める場合もあります。但し、ピル治療は専門的な知識と経験が必要な分野なのでお答えできません。 読者のみなさんの中で、 があれば、それは婦人科の病気である『多嚢胞性卵巣症候群』の症状の一つである可能性がありますので、その際には婦人科受診をお勧めします。但し、 女性でニキビが治らない=『多嚢胞性卵巣症候群』 ではありません から注意が必要です。生理不順等でお悩みの方でひょっとしていう方も婦人科受診は良いと思います。以下で婦人科の上手なかかり方をお話しましょう。 現在産婦人科は、いくつかのカテゴリーに別れているようです。(自己流の分類です。ちょっと違うかもしれません。) 読者のみなさんの場合は主に、(C)、(D)、(E)を受診されることをお勧めします。(C)は最近ではレディースクリニックと看板を上げている場合が多いですが、念のため専門医資格を持っているかは確認して下さい。(産婦人科以外の出身の医師、特に内科系の女性医師が勤務している場合あり) (D)は特化している場合その雰囲気になじめない可能性があります。 (E)は婦人科にかかりますが、大学によってはホルモン・内分泌系の病気の受診日が決まっている、あるいは、人材がいない場合がありますのであらかじめ問い合せた方がよいでしょう。(人事の関係等で人材がいない場合は、大学病院らしからぬ診察しかできない場合があります。失礼!) それから、以下が重要なのですが、受診の際には、ニキビ関係の雑誌や記事を持参したり、自分の生理周期の現状を具体的にメモしたり、基礎体温を付けて医師に見せる(#)ようにした方が良いと思います。(これらは、コピーをとって医師に直接渡すのがベストです。) 医師も人の子。努力する患者さんには、医師は誠意を持って対処してくれるはずです。 また、地方にお住まいで(C)、(D)、(E)を受診するのが難しい場合は、(A)(B)でも(#)をきちんと揃え、 『ニキビがなかなか治らず、生理不順があり、最近毛が濃くなった感じがします。多嚢胞性卵巣症候群の可能性があるのではないかと思い受診しました。先生の御判断を仰いだ上でのご相談なのですが、ホルモン検査などをお願いできませんでしょうか? よろしくお願いいたします。』 といえば普通の医師ならばきちんと対応してくれるはずです。(特に(B)の医師は忙しい場合が多いので、手間をとらせないようにしましょう。) 料金は内容にもよりますが、保険適応があるはずですから1〜2万あれば大丈夫と思います。 ピルについてですが、信頼できる婦人科等の専門医の指導の上、自己判断せず内服して下さい。個人輸入等で適当な服用を行っている方もいらっしゃるようですが、代表的な副作用である血栓症や高血圧症の他、議論のある所ですが乳ガンなど大きなトラブルに巻き込まれる可能性がありますので絶対やめて下さい。 以上、専門外ですが、参考になったでしょうか。間違いがあった場合は、特に産婦人科の諸先生、大変失礼いたします。田舎の一皮膚科開業医のたわごとと考え軽く流して下さい。 それでは。 おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム) (昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士) |