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●コラム【とかちの窓から】 第23回
『突然ですが、変わります。』

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 こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。

 先日読んだある本(鮒谷周史 著:仕事は、かけ算。)の中に、

『否定形の目標設定は逆効果』。「事故を起こすな」より「ご安全に!」がいい。

という一文があり、大変衝撃を受けました。

 なぜなら、今までお話させていただいた『4ナイ』が、否定形の目標設定そのものだったからです。


 ちょっと唐突な展開なので、もう少し簡単に説明させていただきます。

 「事故を起こすな」というような「××スルナ」「××シナイ」等の標語は良く見かけます。

 これらは結局、「事故を起こしている、あるいは、やってはいけない××を行っているマイナスのイメージをしてから、それを否定文で打ち消す」ということになります。

 そうすると、思考の焦点が前半部分の否定形のほうに当たってしまい、行動がそれに引きずられてしまうというのです。

 つまり、「事故を起こすな」と言われても、事故を起こすような行動をつい無意識のうちに取ってしまうことになります。

 だから、人に注意を呼びかけるときは、むしろ「ご安全に!」というような安全に仕事をしているというような『プラスのイメージ』を無意識に植え付ける必要があると言うわけです。

 私が『4ナイ』を作った時の思考過程を正直に告白すると、以下の通りとなります。

  1. ニキビ患者さんの診察をすると、爪と髪型に問題ありの患者さんが多く、更に詳しく聞いてみると不規則な生活を送っており、皮膚をよく見ると実は乾燥している人が多いことに気付いた。
     
  2. 何かまとめることはできないか?人間は3つくらいなら憶えることができるようだけど、不十分なので4つかな?
     
  3. 標語調に簡単にまとめたら
    (1)爪を切っていじらナイ (2)髪の毛で隠さナイ(3)夜更かししナイ (4)乾燥させナイ
    こんな感じかな?
     (ナイでまとめる所など、所々で顔を出すマイナス思考。反省です。)
     
  4. 4つの標語?誓い?注意点?これでは固いので、たまたま見ていたテレビのナイナイの岡村さんの顔が目に入り。あっ!『4ナイ』これに決定だ!

こんな感じです。浅い思考ですね。

 4ナイも以下のような感じで受け取られてしまっていたかも知れません。

(1)爪を切っていじらナイ を例にとると、

 「爪は切ってもいいでしょう。でも、いじるな?うるさいわね〜。気になって、つい、いじっちゃうのよ!あんたに言われる筋合いはないわよ。フン!」


 ということで、今日から変わります。前回、第22回の「〜することに決めました!」も応用して以下のようにすることに決めました!


ニキビ治療の4ヵ条[改訂版](4決め!)

今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!
(1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
(2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
(3)規則正しい生活を送ることに決めました。
(4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。
 



次回からは、『4決め!落ち穂拾い』として、新たな気持ちでお目に
かかりたいと思います。

それでは。


おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)


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