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●コラム【とかちの窓から】 第27回
『メンタルブロックについて』
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| こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。 先日、久し振りにプロ野球の試合をテレビで見ました。札幌ドームで行われた、中日ドラゴンズ対北海道日本ハムファイターズの日本シリーズ第5戦です。結果は、1−4で日本ハムが勝ち、プロ野球の本年度チャンピオンになりました。 ヒルマン監督の言葉ではありませんが、44年振りの優勝は、本当に『シンジラレナ〜イ』展開でしたね。 でも、私も含めて、応援していたある程度以上の年齢のファンは、もっと信じられなかったに違いありません。 ひと昔前には、プロ野球の球団が北海道をホームグランドにすると考えた人はいませんでした。球場がドームとなり、4万人の観客で満員となるとは思っていませんでした。また、WBCで世界にその力を見せた小笠原選手 が打ち、『記憶に残る男』新庄選手が様々なパフォーマンスを繰り広げ、最終的に日本シリーズを制するなど思いもよらないことでした。 これは、今回のテーマである『メンタルブロック』を打ち破ってくれた最高の例だと思います。 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。 そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条[改訂版](4決め!)』というものを載せています。(改訂にいたる経緯は 第23回のコラムを参考にして下さい。) (思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
これは私が皮膚科診療を16年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、昨年まで『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。(バックナンバーは http://www.bihaku-labo.com/columnframe.htm をご覧下さい。) 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。 本題に入る前に、ジャン・フランソワ・ミレー(1814−1875)の名画『落ち穂拾い』(1857年)オルセー美術館所蔵をご覧下さい。( http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/glaneuses.html ) 読者の皆さんは、『メンタルブロック』という言葉を聞いたことがありますか? 『メンタルブロック』とは思い込みによる、意識の壁のことです。内制止ともいいます。 何かをはじめる際、そんなの無理だよ、といった思考が邪魔をして、自分を疑うようになる。その結果、何もしなくなってしまうというものです。 コラムの冒頭でも挙げましたが、私は以下のように思い込んでいました。 (1)プロ野球の球団が北海道をホームグランドにすることはナイ。 (2)人口が少なく需要がナイので、ドーム球場はできナイし、巨人ファンが北海道は多いので、パリーグの球団で万年Bクラスの日本ハムの試合を見にいくことはナイ。 (3)チームは北海道という田舎に来るので、当然スター選手は来ナイし、知らナイ選手ばかりなので、熱しやすく冷めやすい道民性を考えると、リーグ優勝はおろか日本シリーズで優勝することはありえナイ。 否定語のオンパレードです。 これを打ち破ったものは、球団のフロントと選手が一丸となり、北海道のチームとして、その存在を様々な点でアピールしたことだと思います。 地元のテレビでは、ヒルマン監督を筆頭に、日ハムの選手が良く出演していました。 また、球団が選手宿舎や練習場、選手育成や情報収集などにかけたお金は半端ではありませんでした。 それから、成績はぱっとしませんでしたが、『メンタルブロック』のない?新庄選手の存在はやっぱり大きかったと思います。 その姿勢が道民に受け入れられ、今回の快挙を生んだのでしょう。 また、プロ野球とは違いますが、高校野球では、駒沢苫小牧が昨年の夏の甲子園で優勝しており、北海道のチームでも優勝できるというイメージが皆の頭の中に既にあり、『メンタルブロック』を打ち破ることが出来たのだと思います。 さて、ニキビにおける『メンタルブロック』とはどんなことでしょうか? 『ニキビを良くしたい』と決意しても、心の奥底で「よくなる訳ないよ。」 という思考が邪魔をして行動できなくなる。 それが、ニキビにおける『メンタルブロック』です。 私なりに詳しく考えてみました。 (1)ニキビ、特に『大人のニキビ』は治らない難病である?という間違ったイメージが出来上がっている。 (2)お金をかけていろいろやらないとダメという雰囲気が、なぜかできあがっており、掲示板などを見ると悩んでいる人があまりにも多いので、自分もダメなのではと思い込んでしまう。 (3)強い意志をもって根気強くやり遂げる人が実際は非常に少ないので、治療法その他に挑戦するがすぐ止めてしまう。 (4)やっぱり治らないので更に落ち込み、また、その落ち込んでいる自分が悲劇のヒロインであるかのように錯覚し、更にはそんな自分が可愛いとまで思ってしまい、ニキビ治療をあきらめてしまう。 どうでしょうか?あてはまることはありませんか? 確かに、大人のニキビは治りにくい場合もありますが、原因不明で治療法がない難病ではありません。 管理人様をはじめ、ニキビを克服して、今では普通の生活を取り戻されている人も多いのです。 あなたは、実は心の隅で、『私のニキビは治らないものだ。』と決めつけてはいませんか? また、そういう自分がかわいいとか憐憫の情に浸ってはいませんか? もしそうならば、以下のことを3ヶ月、いや4日でいいから実行してみて下さい。(まず三日坊主を打ち破ります。) (1) 『 私はニキビを今日○月×日から3ヶ月以内の△月□日までに良くすることに決めた。 』 とまず紙に書いて、自分の部屋やトイレなどに貼ってみましょう。 (2) そして、朝起きてから3回、夜寝る前に3回、大きな声で読み上げてみましょう。 (3) 更に、カレンダーに印を付けて、実行したかチェックして下さい。 きっといい結果が出ると思いますよ。 今回のポイントは以下の通りです。
気付いたらもう11月中旬です。年末までに片付けなければならない仕事は多いですね。 毎日の仕事は、『メンタルブロック』との戦いとも考えられますね。 ふと思いついたのですが、戦いと考えると構えてしまうので、私はこれを『ぶろっく君』と名付けて、片付けていこうかと考えました。 そうです。子供の頃、散らかした積み木をおもちゃ箱に一つづつ片付けたように。考えようによっては楽しい作業になりそうですね。 それでは。 おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム) (昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士) |