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●コラム【とかちの窓から】 第46回
『低GIダイエットとニキビ治療(1)』
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| こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。 5月22日に『カッコウ』の初鳴きを聞きました。 どうして日付つきかというと、農家の患者さんと話をしていて、『今年はカッコウが鳴かないので、夏が寒いのではないかと心配です。』と言われたためです。 『カッコウ』は、渡り鳥で5月頃に北海道にやってきます。北海道では、夏の訪れを告げてくれる鳥なのです。 ( http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/a-uta/uta-kakkou.html で、カッコウの鳴き声を聞くことができます。) 正確な統計はありませんが、今年は少し遅めの登場だったようです。 私が初鳴きを聞いた、『カッコウ君A』は、最初『カッコ』と鳴いていました。(メスはピピピと鳴きます。) でも周りに仲間が増えるに従い、『カッコウ君A』は、最初は『カッコ、カッコ、カッコ』と鳴いていましたが、次に『カッコ、カッコ、カッコウ』と鳴くようになり、更には『カッコウ、カッコ、カッコウ』と徐々に正規?の鳴き声に進化してきました。 今では『カッコウ君A』は、区別できなくなってしまいました。 『カッコウ』は、他の鳥の巣に卵をうみ、ヒナを育ててもらうチャッカリ屋さんです。最近では、そのやり口が卵を預ける親鳥に察知され、排除されることもあるそうです。 『カッコウ』もそれに対抗して、預ける鳥の卵に模様を似せるなど進化(共進化)しているとか。 世の中も、いろいろ大きく変わってきていますが、私達も、この『カッコウ』に負けないように知恵を働かせて、変化に対応していきたいものですね。 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。 そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。 (思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
これは私が皮膚科診療を18年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。 (バックナンバーは http://www.bihaku-labo.com/columnframe.htm をご覧下さい。) 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。 本題に入る前に、ジャン・フランソワ・ミレー(1814ー1875)の名画『落ち穂拾い』(1857年)オルセー美術館所蔵をご覧下さい。 ( http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/glaneuses.html ) 前回、ニキビの改善には、玄米のような血糖値が上昇し難い炭水化物、低グリセミック・インデックス(GI)値食品[低GI値食品]が有効である、という研究報告を取り上げさせていただきました。 『低GI値食品はニキビを改善する』とも言えますが、今回はこれを、ニキビ治療に応用する方法を探って行きたいと思います。 『低GIダイエット』というものがあります。 10年程前からテレビや雑誌で話題となっているものですが、ニキビ治療の一つの有力な方法として、以下で取り上げてみたいと思います。 基礎知識をまず、仕入れましょう。 グリセミック・インデックス(GI)は、食品の血糖上昇指数のことで、食後2時間の血糖値の上昇度合いを、ブドウ糖を100として食品ごとに表したものです。 GI値の考え方は、糖尿病治療において、『一日の血糖変動ができるだけ緩慢で、また食後の高血糖を抑えた方が、合併症を抑えられる』という研究から生まれました。 高い血糖負荷の食品 -- 白米や白パンやじゃがいもなどは、食後に血糖値の急速な上昇引き起こす傾向があります。これらの食品は、高GI 値食品です。 逆に、玄米や全粒パン、オールブランのフレーク、豆類のような食物繊維を多く含む炭水化物は、血糖値の上昇がゆるやかで、低 GI 値食品です。 ニキビに対する『低GIダイエット』のメカニズムを考えてみましょう。 イ)炭水化物の多い食事は、食後血糖値を上昇させます。 ロ)体内では、血糖値を下げようとする防御反応が働いてインスリンが大量に分泌されます。 ハ)インスリンは、『太るホルモン』とも呼ばれ、体内で脂肪を作ったり、蓄える働きをするため、健康の維持やダイエットを困難にさせます。 ニ)前述の研究報告においては、ニキビの改善を認めた、低GI値の食事をしたグループでは、『インスリンの感受性が大きく増加している』ことが示されました。 ホ)これは、このグループが、少ないインスリンで身体が十分に応答できるようになり、『インスリンの必要量を抑える効果』を得られたことになります。 ヘ)『低GIダイエット』では、単に低GI値食品をとるばかりではなく、様々な工夫を加えることにより、食後の血糖上昇を緩やかにして、『インスリンの必要量を抑える効果』を更に得ることができます。 ト)従って、『低GIダイエット』では、健康の維持やダイエットに限らず、ニキビの改善にもつながることが期待されます。 主な食品のGI値を以下に示します。
( http://www7.plala.or.jp/pon31/gi.html は参考になります。) このダイエット法のポイントは、以下の4点です。 1.主食となる炭水化物(ご飯、麺類、パン等)の摂取量を減らす。 2.主食をとる場合は、白米より、食物繊維を含む玄米や胚芽米、麦飯。白パンより、胚芽、ライ麦、全粒粉パンなどを選ぶ。 3.ある程度おかずを食べてから、ご飯を食べる。 4.吸収率を高める酢の物や梅干しなど、クエン酸を含むものと同時にとる。あるいは料理にレモンをかけるなどの工夫をする。 この4つを実行するだけでも、血糖値の低下や栄養バランスの向上が見られ、体調に良い兆しがあらわれるでしょう。 ニキビでお悩みの方の場合は、すぐには無理かも知れませんが、2,3ヶ月続けて行くうちに、緩やかな改善が見られるでしょう。 そして、その際には『体重が数キロ減少』という特典もついているはず。 お金も大してかけることなく、誰でもすぐチャレンジできるこの方法はお勧めです。 実は、私は『低GIダイエット』がブームとなった、10年程前に、この方法を試したことがありました。しかし、おいしい焼き肉等の誘惑に負けてすぐ止めてしまいました。 現在、私はこの考えを自分なりに取り入れて実践中です。 次回では、私の経験を交え、この『低GIダイエット』について掘り下げていきたいと思います。 また、何回かお話させていただいている、私の『年齢不詳化計画』ですが、大げさなものではありませんが、構想がある程度固まってきました。 次回で概要をご説明いたします。 今回のポイントは以下の通りです。
最近は、大きな事件や事故・災害が多いですね。 今年は、『世界が本格的に21世紀なものへと変化する年』と言われているそうです。(第39回のコラムを参考にして下さい。)6月も終わりとなり、展開が少し読めてきた感じもあります。 過度なプラス思考や悲観は禁物ですが、今自分ができることに日々努力し、少しでも前に進みたいものですね。 それでは。 おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム) (昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士) |
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