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●コラム【とかちの窓から】 第52回
『雑誌に掲載されました〜ニキビとデルデル呼吸法』
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| こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。 激動の2008年も終わりですね。 今年、個人的に秘かに注目していたのは、最年少『一億円プレーヤー』となった、17歳の高校2年生プロゴルファー『石川遼クン』でした。 私はゴルフに関しては全くの素人で、興味もありません。でも以前から、テレビのインタビューの受け答えを見ていて、『素直で好感が持てるな。2〜3年は結果が出ないだろうけど、将来は楽しみだな』と何となく思っていました。 野球のイチロー選手が活躍し出した頃(93年、94年頃)と似ているなとも思っていました。 (昔のイチロー選手は、すごく素直な感じの好青年でしたね。) 前半は成績が低迷し、予選落ちが続いたものの、最終的には、誰もが予想していなかった結果を残しました。 週刊文春の12月11日号では、以下の記事が掲載されていました。 (『遼クンは午後8時就寝 テレビも見ない』より) 1)『夜は8時過ぎには寝て、朝は5時に起床しています。起床後は2時間トレーニングです。』(父親の勝美さんの話) 大人の先輩プロに比べると、高校生なりのハンディがあり、多忙にして過酷ですが、きちんと自己管理できています。 2)自然体で素直。先輩のプロ(中島常幸・ジャンボ尾崎・陳清波ら)の指導をきちんとマスターするなど、『学ぶ向上心』の強さがあります。 なるほど。結果を残す人に、年齢は関係ありませんね。この『遼クン』の姿勢は、ニキビ治療の良いお手本だと思います。 規則正しい生活を送り、素直な気持ちで、ニキビ改善に努力する。こんな人に『ニキビ改善の女神』はきっと微笑むでしょう。 とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。 (思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
これは私が皮膚科診療を18年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。 ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。 第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。 (バックナンバーは http://www.bihaku-labo.com/columnframe.htm をご覧下さい。) 今回は、『4決め!』の中の(3)規則正しい生活を送ることに決めました。と関連して、「腹横筋」を使った便秘改善法として、第25回、37回のコラムでも紹介させていただいた荒木隆次 先生の『デルデル呼吸(深腹式呼吸)』について、再び取り上げさせていただきます。 実は私、全国発売の雑誌に紹介されました。マキノ出版発行の『安心 2009年1月号』(12月2日発売)『特集 残便感もスッキリ!快便デルデル呼吸』の中で、タイトルはズバリ! 『デルデル呼吸で5Kgやせて白衣はブカブカ! せり出していたおなかもペッタンコ』 です。 あまりにベタなタイトルで、恥ずかしいものですが、ニキビ改善のために我が身を懸けて(?)、取材に応じ、完成した渾身の記事です。一読していただければ幸いです。 (実際の記事は http://www3.ocn.ne.jp/~tdc/anshin200901.html をご覧下さい。) 『デルデル呼吸(深腹式呼吸)』について、復習してみましょう。 (参考文献 『やせる!デルデル呼吸ダイエット らくらく呼吸で便が出る! おなかがへこむ!』荒木隆次著 マキノ出版) 1.『デルデル呼吸』とは? 今回、『デルデル呼吸』のイメージがわきにくいという方のために、特別にページを設けさせていただきました。 (http://www3.ocn.ne.jp/~tdc/deldel.html をご覧下さい。) 『デルデル呼吸』は、腹式呼吸で息を吐き、更にもう一息深く吐くという呼吸法です。 腹式呼吸とは、横隔膜(胸部と腹部を隔てている筋膜)を上下に動かしながら行う呼吸法です。息を吸う時は横隔膜が下がり、吐く時は横隔膜が上がります。それによりお腹がふくらんだりへこんだりするのです。 『デルデル呼吸』は、この腹式呼吸よりさらに深く、ゆっくり長めに吐くことで、「腹横筋」を収縮させます。「腹横筋」はお腹の一番深いところにある筋肉で、腹膜と筋膜の外から大腸などの内臓を帯のようにグルリと包んでいます。 この腹横筋の収縮によって大腸が刺激され、排便が促される訳です。 2.『デルデル呼吸』の実際 (1)お腹をふくらませながら鼻で息を吸う(2秒)→横隔膜が下がる (2)フーッと軽く息を吐いて(1秒)お腹を戻す→横隔膜が元に戻る (3)更に深くフーーッとゆっくり息を吐いて(3〜4秒)お腹をしぼる→腹横筋がしぼみ、横隔膜が更に上がる この時、 (*)吐くのは鼻でも口でもよく、(**)力を抜いてゆっくりとらくに行うことが重要です。 この呼吸では、めいっぱい息を吸う必要はなく、吐くほうを長くするのがポイントです。 吸ったら自然にお腹がふくらみ、吐いたら自然にお腹がしぼむ。その感覚を味わいながら、長く息を吐いて下さい。 『デルデル呼吸』ができるようになったら、排便時にこの呼吸をしながら息んでみましょう。何回も繰り返すうちに、自然に便意をもよおしてくるはずです。 実践者として、私が気をつけていることは、頭の中で、『腹横筋の腹巻きが、全体にキューッとしぼんでいく様子を強くイメージする』ことです。 私はお通じの改善目的でしか、この呼吸法を実践していませんが、実際に、体重減・ウエスト減の効果が得られました。(この結果、私の恥ずかしい姿を全国の皆様に晒すことになりましたが) また、下痢が改善して残便感がなくなりました。腸の動きが正常化したという感じです。 読者の方からも、 『デルデル呼吸を試して3ヶ月経過。便秘が良くなってきました。ニキビにチャレンジする意欲が湧いてきました。』 37歳女性 『ちょっと試したらイイ感じです。ニキビもなんだか出なくなって。荒木先生の本も買ってみます。』 24歳女性 という反響をいただきました。 『デルデル呼吸』は、ゆっくり深く息を吐くので、自律神経(内蔵や血管の働きを調整する神経)のうちの、休息やリラックスをもたらす副交感神経を優位にすると考えられます。 皮膚科では、『アトピー性皮膚炎』や『蕁麻疹』などにも有効かもしれません。両者には精神的なストレスが関与しており、患者さんは神経質になりがちです。 『ニキビ』でお悩みの方も含めて、『アトピー性皮膚炎』や『蕁麻疹』の患者さんも、『デルデル呼吸』でうまくリラックスできれば、症状が改善する可能性があります。 参考図書の中では以下の症状に効果的であると書かれています。 1)便秘改善 2)ダイエット 3)腰痛・ギックリ腰 4)肩こり・首こり 5)ガス腹 6)冷え症 7)不眠症・自律神経失調症 また、最近話題の『線維筋痛症』の有効例が、この『安心 2009年1月号』の特集の中で紹介されていました。 気軽に『デルデル呼吸』にチャレンジして下さい。 『デルデル呼吸』で便秘が改善すると、それがきっかけになって生活習慣を見直すことができます。そこから少しずつ睡眠や食生活などが改善されれば、ニキビの改善は更に早くなります。 最近の経済状況等を考えると、これからの時代は、心身ともに更にストレスが増大していく可能性が高いと思います。『デルデル呼吸』で、リラックスできれば、前回ご紹介した『テレビ』同様、手軽なストレス解消法となります。 お金も器具もいらないこの方法はお勧めです。『デルデル呼吸』で、おなかはスッキリ、心身はリラックス。ストレスフルな時代を乗り切りましょう。 今回のポイントは以下の通りです。
次回は、紹介記事でも一部触れていますが、『生活習慣病としてのニキビ』について考えたいと思います。 今年から、真の21世紀の時代がはじまりました。真の21世紀の時代は、手強そうですが、生きて行く方法はいろいろあるはずです。 今年も年末年始は少し時間を取って、読みたいと考えていた本をじっくりと読んで、新しい時代に備えたいと思っています。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 それでは。 おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム) (昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。平成14年とかち美白研究所開所。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士) |